土曜日, 11月 28, 2009

膝を怪我したら

痛みや不安定性があるときはスポーツ整形外科で診てもらうのがよいのだけれど、それだけ(=医者まかせ)では十分ではない。自分の膝が、現在どういう状態なのか?どういう治療法/リハビリがあるのか?何をしてはいけないのか?この先どういう経過でスポーツに復帰できるのか?といった様々な事柄について知っておくのは、必ず役に立つ。

だいいち、短い診察時間であれこれ言われても、よく覚えていられないやろ、普通?

というわけで、13は、膝を怪我した人には『スポーツマンのための膝傷害ハンドブック』という本を薦めている。



医学の専門書は、非常に高価だし、専門用語が多くて読みこなすのに時間がかかるのだが、この本は一般向けにわかりやすく書かれていて、しかもかなり安い。膝の障害に関しては一通り説明されていて、特に靱帯と半月板のケガは詳しい説明がある。また、損傷別のリハビリテーションの例もあり、参考になる。

例えば、FKは「内側側副靱帯損傷」と言っているけれども、実際には同時に内側半月板と前十字靱帯もやられることがあるので、腫れが引いた後に関節の不安定性を調べて、場合によってはMRIを撮って調べる方がよい(内側側副靱帯損傷の治療は、基本的には安静なのだけれど、半月板や前十字は手術の可能性あり)。

仮に内側オンリーだとして、ずっと安静にしていると関節の動く範囲が狭くなったり、筋肉(特に内側広筋=腿の前面内側のやつ)の量が落ちたりするので、受傷後1週間内であっても、治療に差し支えない範囲で脚を動かしたり力を入れたりするのがよい。

その後は装具をつけて筋力強化訓練を行ったり、EMS(電気刺激)やバランストレーニングを行って、だいたい4-6週で競技復帰(詳しくは本書参照)。

非常によい本なので、妙なテープ巻いたり磁石貼ったり壺買ったりする前に、一読しておくことを勧める。

それから、EMSはけっこう良いかも。13は最近、COMPEX社のmi-sportというスポーツ専用機種を手に入れて、膝まわりのリハビリトレーニングに使っているが、翌日はかなりの筋肉痛(笑)体重をかけるような動きだと膝が痛くなるのだけれど、これだと座ったり寝たままでもできるので、関節への負担は少ない。まぁ、スレンダートーンみたいなのと原理は同じなんだけど。リハビリやマッサージ、痛みの緩和みたいな治療系メニューも多い(たぶんこのために、国内では販売されていないんじゃないか…)。

本もEMSも、見てみたい/やっていたい人は、来てほしい。

1 件のコメント:

深川組 さんのコメント...

おはようございます。多分
「内側側副靱帯損傷」
だと思っているFKです。

最近は、13の言うように、「半月板」を痛めたかもしれない・・・
と思うようになっている今日この頃です。

膝は、サッカー選手にとってよく怪我しやすいし、
無理すると取り返しのつかない事になりかねないので、
しばらく監督します(笑)