木曜日, 3月 30, 2006

3/29 ガンバ vs アルディージャ:ディフェンスラインの分析


今夜は万博でアルディージャ戦を観戦。桜咲く時候というのに、激寒。震えながら アウェイSB席のコーナー付近に陣取り、前半は大宮、後半はガンバのディフェンスラインをじっくり観察。

アルディージャは4バック。中央の二人はほとんどあがらず、じっくり守るタイプ。両サイドは時折上がっていくが、あまり深くは侵入しない。後ろでは比較的自由に球を回すが、中盤はガンバの圧力が高く、ショートパスではほとんど崩せない。しょうがなく(?)後ろからロングパスを放り込む作戦だったが、これもなかなか通らない。堅実なプレーヤーが多いが、前でキープ&シュートまで持ち込めるエースがいないのが、痛い。

これに対してガンバはフェルナンジーニョが素早い動きでがつがつ突っ込んでいき、こぼれ球を周りが拾っていこうとしている。大宮4バック&ディフェンシブハーフがよく持ちこたえていたが、ゴール前の乱戦から運良くフリーのフェルナンジーニョにボールが渡り、ゴール(横で見てた限りでは、オフサイド。しかし線審が転倒していて判定されず。当然もめまくり。こんなんでいいのか、日本サッカー?)。

後半のガンバは、フェルナンジーニョ、マグノアウベスの個人技に加え、前線でかなり速いパスを数発つないで大宮ディフェンスを振り回し、組織的な守備を徐々に破綻させていった。

ガンバの守備は3バックだが、左のディフェンシブハーフはほとんど上がらないので、実質4バック。右サイドには大きく空いたスペースがある。ここを突かれたらどうするんだ?と思ったが、右SBとMFの運動量で補っていた。特にSBは鋭いオーバーラップを連発。おそらく、このスペースはわざと空けている。

4バックの場合、一人がアタックに行って抜かれても、残りの3人がカバーしてくれる可能性が高いので、きつい守備ができる。3バックではこれは難しいので、スペースを潰しながら相手の動きを邪魔し、味方MFのサポートを待つスタイルだった。ただし、3バックの脇のスペースにボールを放り込まれた時の守備がやや不安定のように見えた。後半の大宮は、サイド寄りに入れるパターンが多かったので、ハーフタイムに攻めのパターンを修正したのかもしれない。

試合は、後半、まさにこのスペースから大宮がガンバDFを崩して同点に。しかし、大宮は徐々に動きが少なくなり、ガンバの中盤支配が進む。素早いサイドチェンジを繰り返され、次第にマークがずれていき、マグノアウベスが抜け出して勝ち越し。更に播戸が追加点。 しかしこの頃にはすでに競技場を後にしている13であった。

日刊スポーツによると、ボール支配率はガンバ45%、大宮55%で、ちょっと意外な感じ。

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