土曜日, 5月 23, 2009

ビデオ編集環境

2006年の3/22に、「動画配信環境」というタイトルで、当時のビデオ編集&動画配信に使用した機材を紹介した。そっち系に興味ある人達のために、現在の編集環境を紹介しよう。

【撮影機材】

SONYのHDR-XR500V。AVCHD形式のハイビジョン画質(FHモード:16Mbps)で撮影。標準バッテリーでは連続撮影(ズーム等なし)が1時間半程度しかできないので、大型のバッテリーパックNP-FH100を装着。これなら5時間半ほどいける。ただし後部がかなり出っ張るので、ケースに収納しにくくなる。また、ガンズームマイクECM-HGZ1も購入。これは、カメラのズームに応じてマイクの集音範囲が変わる優れものだが、まだ誰も使いこなせていないようだ…

カメラの画質と高感度特性は、以前レビューしたように文句なし。

【編集機材】

ハイビジョン動画は、画素数が多いのとデータの圧縮率が高いのがあいまって、かなりのコンピュータパワーが必要になる。13が編集に使用しているマシンは、パーツを買って自作した物だ。主な仕様は、

CPU: AMD Phenom2 X4 940
グラフィックカード:GeForce 8800GTX
メモリー:8GB
OS:WindowsXP Pro x64
ハードディスク:SATA 300GB×2、500GB×1、350GB(RAID5)
ブルーレイドライブ:パナソニックLF-PB371JD

大きなデータを扱えるよう、メモリを多く積み、64ビットOSを使っているのがポイントだが、動画系のソフトには64ビットに対応していない、または対応未確認のものが多く、ソフトの選択肢は少ない。また、グラフィックカードがやや弱いのが欠点か。

【動画編集ソフト】

カメラからコンピュータへの動画取り込みには、カメラ付属ソフトのPMBを使う。カメラ内では、たしか記録ファイルの大きさが最大2GBで、それより長く撮影すると別ファイルに分割されてしまうのだが、PMBを使えば取り込み時に1ファイルにまとめてくれる。

ファイルの大きさは、練習2時間を連続撮影して、12-13GB。各試合ごとにベンチから撮影すると、10-11GBとなる。ファイル形式はAVCHDで、拡張子はm2ts。これを再生するには、AVCHD対応のプレーヤーソフトが必要で、13はPowerDVD 8 Ultraを使用。PowerDVDシリーズにはいくつかグレードがあって、廉価版ではAVCHD再生、ブルーレイ再生ができないので注意が必要だ。

動画配信は、以前と同じWindowsメディアビデオ形式を使っている。ファイル形式の変換には、TMPGEnc 4.0 XPressを使用。CPUのコアが4つあるので、4つのファイル変換タスクを同時に行うことができる。所要時間は、練習2時間だと、だいたい2時間半~3時間くらいか(もっと速かったかも)。

結婚式等のイベントは、ブルーレイディスクに焼けば、高画質のまま保存できる。PowerDirector 7.0 Ultraを使うと、いろんなイフェクトやBGM、写真のスライドショーを追加して、ブルーレイに焼ける。BDは、1枚あたり25GB(両面だと50GB)もあるので、DVD-Rのように容量を気にせずにすむ。しかし、誰もがBDを視聴できるわけではないので、DVDに焼くこともある。

DVD-Rへの記録は、ハイビジョン画質(AVCHD)と標準画質の2つがあるが、ハイビジョンだと記録時間が短いし(30分ぐらい?)、しかも、AVCHDに対応していないプレーヤー(世の中の多くのプレーヤーは未対応だろう)に入れると再生しないどころか、ディスクを取り出せなくなってしまうので、注意が必要だ。上記のPowerDirectorでもDVD-Rに焼けるのだが、何度か試してみたところ、たまにエラーが起こることがあったので、現在はPMBを使っている。ファイルサイズの合計がDVD-Rの容量よりも大きいときには、画質を落として1枚のDVD-Rにすることもできるが、きれいに記録するなら、数枚に分割した方がよいだろう。

ブルーレイ/AVCHD対応のPowerDVD、PowerDirectorは、パナソニックのブルーレイドライブに付属しているが、多少機能制限がある(例えばPowerDirectorでは使えるイフェクトが少ない等)。

【配信環境】

これは以前と同じ。

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