土曜日, 5月 07, 2005

サイズの原理

大きな力を出そうとしてがんばっているとき、筋肉の中では、全ての筋線維が電気的に興奮し、収縮している。では、中ぐらいの力を出しているときは、全部の筋線維が中途半端に収縮しているのかというと、そうではない。

力をゆっくり大きくしていったとき、1本1本の筋線維の活動を観察すると、筋線維はある順番のもとに収縮を始める。力が弱い頃から活動するのは、持久力のある遅筋線維、大きい力を出すときのみ活動するのは、スピードのある速筋線維。

このように、筋線維は、ある法則性のもとに順番に動員されていく。これを「サイズの原理」という。

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5/4に、自転車で琵琶湖(北湖)一周してきました。165kmを約7時間かけて回ったのですが、このときの平均心拍数は143。私の最大心拍数(185)の77%で、これはおおむねAT(無酸素性作業閾値。これもいつか説明しよう...)レベルでの持久性運動ということになります。

とすると、サイズの原理に従えば、速筋線維はあまり使ってないはずなんですが、実際は、どうもそうではないみたい。後半は踏ん張っても明らかに力が出てないし、なにより、筋の深いところまで疲労しているような感じがある。ロングライドのような長時間運動ならば、軽い強度でも速筋線維は十分使われているような気がします。

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5/6は知り合いの社会人チームと親善試合。2日前のダメージが残っているかと思いましたが、これが全くなし。筋肉痛もない。逆に、非常にいいコンディションであるような感じがしました。超回復(これもいつか説明せねば...)が起きるには、ちょっと早すぎ。

ロングライドって、不思議です。

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